水温の上昇にともなって楽しくなってくる釣りの一つが、本流のストリーマーやウエットフライの釣り。ダウン&アクロスからのドリフトの最中にグーン! とやってくるテイクにはポロシリもシビれまくっています。
ここで一つ告白。誤解を恐れず言ってしまうと、ポロシリでは、スイッチロッドにスカジット系ラインなどを使う米国的トラウトスペイの釣りは、ずいぶん前から出番が少なくなりました。
スペイキャスティングが最高に楽しいという意見には両手(もろて)を上げて大賛成! そして、必要な飛距離を鑑みた際、それに不可欠なバックキャスト・ルームがない、あるいは満たない場所を釣るのなら、たった今もスペイ系ラインをセットアップします。でも……後ろに空間があるところが多いなら、ねぇー。スペイキャストで投げるようにデザインされたラインを選ぶ理由がない。現時点で、知っている限り、少なくとも私には。
以降、国際大会の出場も経験して、フライ群、仕掛け、タックルは洗練を重ね、2022年度版は(笑)さらにクリーンなテイクを得られるようアップデートしました。
先日は道内在住のゲストにリクエストを受けてクリニックに。ドリフトの実際からテイクへの対処までを解説したあと、午後から本流へ。何度かのテイクを経て、見事良型のレインボーをキャッチしていただきました。
これからは、ポンツーンを使った本流のドリフトの釣りも楽しい季節。川下りをしながらの釣りだから、人がほとんど来ないようなスポットを効率的に釣ることができます。複数のタックルを持参できるから、ウエットフライにバックアップでニンフなど、欲張りに楽しむことも。ご希望の方は事前にご相談ください。ガイド太鼓判の初夏のアクティビティです。
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