今月最大のニュースは1日午後からの暴風でしょう。ポロシリの拠点である中札内村では観測史上最強の最大瞬間風速、36.2メートル(!)を記録しました。18時頃から大規模な停電が発生、ポロシリの停電が解消されたのは翌2日の22時30分過ぎでした。この強風により、道路用地の法面に立っていた高さ15mほどのハンノキは根こそぎ庭に倒れ込み、敷地内にあったカラマツ(高さ約20m)は中ほどから折れて飛ばされ、東側の道路を遮断してしまいました。先月11月の大雨といいこの暴風といい、何かが確実に狂ってきているのを肌で感じます。
さて、3年前の胆振東部地震の長時間停電を機に、ポロシリでは部分的に「わがや電力」化を進めました。これ、売電向けのソーラー設備ではなく自家消費目的のじつに小規模なもの。ウン十年先の廃棄処分時のインパクトもミニマムだし、自分で構築できるのでコストも最小限ですみます。何より発電および蓄電したすべての電力を自分で使うことができる。その場で使うのだから送電ロスもない。おかげで化石燃料を使うことなく、最低限の電力を得、最悪の難を逃れることができました。
アメリカ合衆国では10日夜から季節外れの大型トルネードが襲い、数十万人の罹災者が出ていますし、9月と10月下旬にはスペイン東部でも豪雨による災害が起こるなど世界各地で水害が起きています。
”経済”を盾にした自然破壊行為や、間接的であれそれらに加担するような行為はもうやめようよ。そう思わざるをえません。
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