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The 16/20 Knot

 都合上、小さなフライを使うことが少なくないコンペティターに好まれているノットがこれ ”ザ・シックスティーン・トゥエンティ・ノット”。18番や20番など小型フライのアイに6Xや7Xなど細いイトを結ぶ時に効果的と目されているノットです。なんでも、16番のフライで20ポンドのアトランティックサーモンを釣ったからとか16ポンドのサーモンを20番のフライ釣ったとか諸説ありますが、つまるところ”小さなフライで大きな魚を釣る時に効果的なノット”ということでしょうか。なお、検証したことはありませんが、Pitzen knot(ピッツンノット)やEugene Bend(ユージーンベンド)も名前が異なるだけで同じノットかも。北海道の各地のニジマスを相手にかなり使いましたが強度に不安はありません。ウェブ上を検索する限り、日本のフライアングラーにはほとんど知られていないようです。

 右のビデオでやっているようにフライを通したループを本線を巻きつけるのもよいですが、私は本線をアイに通してループにして折り返し、タグの先端側を本線に3回巻きつけてループに入れて抜くほうが好き。あとは結節部を湿らせ、スリップさせて締め込むだけです。お試しあれ。