気に入っているバンブーロッドをレストアすることにしました。
1970年代前半、アメリカはニュージャージー州、ミッドランド・パークの町で作られたであろうこの1本、経年でコルクは痩せて油っ気は抜け、グリップの表面は悲しくなっちゃうくらい凸凹です。そのうえあちこち亀裂だらけで、握り心地がなんともよろしくありません。ひじょうに素直な調子のシャフトで気に入っているのですが、使っていてあんまり嬉しくない。
オリジナルにこだわるのもいいのですが、今後も使い続けるであろうサオです。目が飛び出るほど高額なロッドでもないし、ここは思い切ってレストアすることにしました。グリップは唯一自分の身体とコミュニケーションを取ることができる場所ですから、問題は意外に切実です。
しかるべき対価を支払い、優れた専門家や職人さんにお願いして仕上がりを待つのはよいものです。本ウェブサイト内の「ガイドフィッシングの準備」にも書きましたが、”優れた他人さまの味をぞんぶんに楽しむ”ことができます。
何より、キャリアや技術、能力などをもつ人にお金を費やすのは、スマートで有益なお金の使い方だと思っています。そして、ちょっとぜいたくをしたようなよい気分です。
どう仕上がってくるのか、今から楽しみです。
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なべ (土曜日, 02 6月 2018 06:45)
そういう待つ時間、楽しいですよね。バブル世代の私にとってお金の使い方、改めて勉強になります。
管理人 (土曜日, 02 6月 2018 07:50)
アハハハ(笑。私もバブル世代です。気に入ってる道具は長く使いたいですよねー。